先日8日にヨーロッパで販売されたばかりの Motorola 端末「Motorola one」を購入してみました。モトローラ初のAndroid one 端末ということで、いかほどのものか確認のため購入に踏み切った。※ひっそりと「Moto X4」のandroid one バージョンが9月に発売されていましたので正確に言うと「Moto X4 android one」の次にモトローラから販売された「android one」端末になります。
Amazon ES(スペイン)から購入可能!約4日程度で到着
こちら Amazon ES から Dual SIM モデルが購入できます。
- 価格
- EUR 299,00(日本円=約38,838 円)
「AmazonGlobal Standard(8〜12日間、通関手続きと経費を含む)」で発送依頼しましたが、Amazon倉庫からUPSで発送されて約3日4日程で自宅(日本)に届きました。
Sponsored linksAndroid One 端末とは?
そもそも Android One とは何だということですが、以下の4点がその特徴です。
- 必要最低限なアプリだけがプリインストールされているのでシンプルで使いやすい。
- 毎月のセキュリティ アップデートが配信されるため、脅威や脆弱性などに対処でき安心して使用することができる
- 少なくとも 1 つのメジャー アップグレードが保証されます。つまり購入当初のOSが Android 8.1 だとすると「Android 9.0 Pie」へのアップグレードが保証されることになる。
- スマートフォンの販売開始から最低 18 か月間は、ソフトウェア アップデートが提供される
大きくまとめると、最新のOSでかつ、安心して長期間利用できる端末をだということです。
motorola one [ XT1941-4 ] ミニレビュー
箱上部に「motorola one」の記載、箱下部に「android one」の記載があります。紫色のパッケージです。Moto G6 シリーズは「緑色」を基調とした化粧箱です。
対応周波数とモデル番号
箱にモデル番号と対応周波数バンドが記載されています。
- LTE:B1 /B3 /B5 /B7 /B8 /B20 /B38 /B40 /B41
- UMTS(3G):2,100(1), 1,900(2), 850(5), 900(8) MHz
- モデル番号
- motorola one
- XT1941-4
残念ですが、国内キャリアのプラチナバンド,AU(LTE B18),Docomo(LTE B19)には対応していないようです。
ケースがデフォルトで付いてきます!
先日購入した「Moto G6 Play」に続き、おまけのケースが付いていました!有り難いです。
Sponsored linksデュアルレンズカメラ
ん~流行の?デュアルレンズカメラです。メインカメラが 13 MP PDAF (f2.0, 1.12um),セカンダリカメラが 2 MP (f2.4, 1.75um)です。2 MPというとホントにおまけのカメラですね、必要かなぁ~?
付属のケース
付属品のケースには「DESIGNED BY MOTOROLA」と記載されていました。
USBポートはタイプC
本体下部にあるUSBポートはタイプCを採用しています。写真はありませんが本体上部に3.5mmイヤフォンジャックがあります。
Sponsored links「M」マークが指紋認証センサー
本体背面にある、「M」マークに指紋認証センサーが仕込まれています。
Motorola端末初のノッチあり!
世界で初めて「Essential Phone」が採用した、ノッチ(切り欠き)デザインのディスプレイ。このMotorola one もノッチありのディスプレイを搭載しています。Motorola端末では初めての試みです。Greatです!発表当初はいずれかのメーカーのパクリだとか言われていましたが、、、、、正直ノッチデザインだとどれも同じようなデザインになりますからっ!
SIMスロットは SIM×2 + microSDcard
SIMスロットは 写真のとおり、SIM二枚とmicroSDcardがさせるようになっています。またmicroSDcardは「256GB」まで認識するそうです。
Bootアニメーションは「androidone」
Bootanimation は「Hello Moto」ではなく、「Android one」です。かっこええです。
SIMを2枚挿してみると電波表示が上下に表示されるようですね。
motorola one と Moto G6 Plus とをスペック比較してみる
比較対象があった方がスペックの確認がしやすいかと思い、同メーカーのミッドレンジモデル「Moto G6 Plus」とスペック比較してみました。
Motorola one(XT1941-4) | Moto G6 Plus | |
---|---|---|
OS | Android™ 8.1, Oreo with latest Android™ OS upgrades | Android™ 8.0, Oreo™ |
Memory(RAM) | 4 GB | 4 GB |
Storage(ROM) | 64 GB | 64 GB |
CPU | Qualcomm® SnapdragonTM 625 processor with 2.0 GHz Octa-core CPU | Qualcomm® SnapdragonTM 630 processor with 2.2 GHz octa-core CPU |
GPU | Adreno 506 with 650 MHz | Adreno 508 with 700 MHz |
DisplaySize | 5.9”(LTPS IPS LCD) | 5.9”(IPS LCD) |
Display Resolution | 720×1520(287 PPI) 2.5D Corning® Gorilla® Glass | 1080×2160 Corning™ Gorilla™ Glass 3 |
Wi-Fi802.11b/g/n | 802.11 a/b/g/n (2.4 GHz + 5 GHz) | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 GHz + 5 GHz) |
Bluetooth | Bluetooth® 4.2 EDR + BLE | Bluetooth version 5.0 |
SDcard slot | ○: microSD Card support (up to 256 GB) | ○: microSD Card support (up to 256 GB) |
Front camera | 8 MP (f2.2, 1.12um) w/single flash | 8 MP |
Rear camera | Main: 13 MP PDAF (f2.0, 1.12um), Secondary: 2 MP (f2.4, 1.75um), Colour Correlated Temperature (CCT) single LED flash | 12 MP & 5 MP dual rear cameras featuring Dual Autofocus Pixel technology,f/1.7 aperture |
Speakers | Bottom-ported speaker | Front port loud speaker |
3G Band | 2,100(1), 1,900(2), 850(5), 900(8) MHz | 2,100(1), 1,900(2), 850(5), 900(8), 800(19) MHz |
4G Band | B1 /B3 /B5 /B7 /B8 /B20 /B38 /B40 /B41 | B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B26 / B28 / B38 / B40 / B41 |
Water protection | Splash-resistant P2i | Water repellent nano-coating inside and out |
Battery | 3000 mAh, Non-removable | 3200 mAh, Non-removable |
Size | 150 x 72 x 7.97 mm | 159.9 x 75.5 x 8.1 mm |
Weight | 162 g | 167 g |
Ports | USB-C, 3.5 mm headset jack | USB-C, 3.5 mm headset jack |
SIM Card | Nano-SIM | Nano-SIM |
Location services | GPS, AGPS, GLONASS, Galileo | GPS, A-GPS, GLONASS |
NFC | YES | YES |
Sensors | Fingerprint reader, Accelerometer, Gyroscope, Ambient Light, Proximity, Magnetometer | Fingerprint reader, accelerometer, Gyroscope, Ambient Light, Proximity, Magnetometer, ultrasonic |
端末情報
設定→電話情報で以下を確認してみました。
- モデル
- motorola one(XT1941-4)
- ソフトウェアチャネル
- reteu
- Androidバージョン
- 8.1.0
- Androidセキュリティパッチレベル
- 2018年8月1日
- ベースバンドバージョン
- M8953_09.03.02.03R DEEN_APACDSDS_CUST
- ビルド番号
- OPK28.63-18
あれ?android one は「毎月のセキュリティパッチ」の更新がくるのでは?「Androidセキュリティパッチレベル」が8月なんですが、、、。セキュリティパッチ更新については、メーカーのタイミングに委ねられているのでしょうか?毎月の更新を行うメーカーと行わないメーカーがあるのでしょうか。こうなってくると、いったい「android one」の冠名はなんのためにあるのかということになりかねないですが、、はてさて
Antutu ベンチマーク
早速Antutu ベンチマークアプリでスコアを出してみました。「81336」という結果に至った。先日購入した「Moto G6 Play」が「58578」でしたので、そこそこのスコアではないでしょうか。
Motorola製アプリもプリインストール
Android One なので完全にGoogle pixel のような AOSP(素のAndroid OS)の状態かと思ったのですが、味を出すためか「Motorola製アプリ」がプリインストールされています。私がMotorola端末を利用する際によく使っている機能「Moto アクション」が利用できる。特に「端末を持って二回連続チョップ動作でフラッシュライトが点灯」する機能は重宝します。現在他の Motorola端末 を利用している方もすんなり違和感なく利用することができるのではないでしょうか。
簡単まとめ
ベンチマーク結果含め、最近の流行を意識したデュアルカメラ、ノッチありディスプレイ、また最低 18 か月間は、ソフトウェアアップデートが提供される、「長期利用安心の android one」端末であることがお勧めポイントです。併せて「Motoアクション」もプリインストールされているので「Motorola端末ユーザー」もにもさらにお勧めです。
価格
ただ、最近シャオミなど低価格で端末を提供するデバイスメーカーも増えてきているため「299ユーロ」では少し高価なのかもしれない。とはいうものの、シャオミのように完全中華スマホ(=個人情報を大量に抜かれてしまうイメージが、わたし個人的に強いです)ではないため、少しは安心して利用できることを考えると妥当な価格なのかもしれない。
国内キャリア電波周波数対応状況
motorola one が 対応している国内キャリア LTE Band 対応状況です。
- softbank:B1/ B3/ B8
- au:B1
- docomo:B1
ソフトバンクSIMであれば、十分に電波を受信できるのではないでしょうか。
実際にSIMを使っての通信してみた。「Volte」の対応は厳しいかも
実際に以下SIMを使用して動作確認を行っています。
- Docomo MVNO data通信専用SIM:LTE通信可能
- Docomo FOMA 通話専用SIM:3G通信可能
- UQ Mobile SIM:LTE通信可能だが、VOLTE不可
- Docomo MVNO VOLTE SIM:LTE通信可能だが、VOLTE不可、3G通話可能
後日記事にしますが、Motorola海外端末の場合Docomo/AU系SIMでは「VOLTE」通信ができない仕様になっているようです。なので、当機「motorola one」も同様にDocomo/AU系SIMでは”VOLTE”通信ができないです。※今後対応するかもしれませんが、2018/10/18現在対応不可です。Softbank 系VOLTE SIMでは動作未確認です。あしからず。
Softbank系のSIM 以外のSIMでは電波の届きにくいエリアでの通信は限定的と考えた方がよいでしょう。もう少し日本のキャリアの周波数帯域に対応してくれたらよかったと思う次第。「motorola one」は海外でのみ発売のため、そこは致し方ないですね。
WCDMA Band 6 については後日
せめて、Foma プラスエリアで通信できるよう、当方で探ってみたい。そこをクリアできれば、更にケチの付け所がなくなりますね。
2018/10/20追記:FOMAプラスエリアで通信できるようになりました。「motorola one XT1941-4 add WCDMA Band 6」
AmazonES motorola one(Dual SIM) :279ユーロ
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