Lenovo P2 (P2a42)
デュアルSIM、AMOLED ディスプレイ、且つ大容量バッテリー「5100mAh」また、Snapdragon625(Octa-core 2.0GHz) を搭載した、Lenovo端末に興味をそそられ、ついついポチッてしまったニッチなデバイス「Lenovo P2(P2a42)」です。海外では、2016/11月に販売開始した端末ですが、日本で販売されていないデバイスです。zenfone3 でも採用されている「Snapdragon625」搭載なので、基本スペックがしっかりしています。また消費電力を抑える設計と大容量バッテリーとの組み合わせで、電池持ちがよいデバイスとなっています。更には3万円弱の価格で入手できるため、コストパフォーマンスに優れている機械とも言えます。早速簡単にレビューしてみます。
800MHz(WCDMA:Bnad6 LTE:B19) には非対応
型番は、「Lenovo P2 (P2a42)」で外箱に簡易スペックの記載があります。4GB
- P2a42 IT 4GB(RAM)+32GB(ROM) GL(Gold)
- TDD LTE:B38/40 FDD LTE:1/3/4/5/7/8/20/28
- UMTS:B1/2/5/8 GSM:B2/3/5/8
4GB RAM /32GB ROM で、対応するネットワーク周波数が記載されている、日本で利用するのであれば「ドコモ(MVNO含む)」「ソフトバンク」の電波に対応している。残念ながら、ドコモが山間部や電波の届きにくい地域で運用している電波「800MHz(WCDMA:Bnad6 LTE:B19)」帯には には非対応です。
Sponsored links化粧箱
化粧箱は、高級感ある手の込んだつくりになっており、価格的にミドルレンジのデバイスだが高価な買い物をした気持ちにさせてくれる。
付属品に「USB OTG(On-The-Go)アダプタ」あり
付属品は、取扱説明書と、SIMトレイ取り出し用のピンとACアダプタ(Cタイプ)、USB OTG(On-The-Go)アダプタ(画面中央の黒い小さいもの),USBケーブルとなります。USB OTG(On-The-Go)アダプタがおまけで付いていることについいては、少しだけ得した気分になる。
SIM トレイ:2枚のSIM を挿すとmicroSDカードが使えない
デュアルSIM対応です。SIMトレイについては、SIM を二枚さす場合は、SDcardスロットが利用できなくなります。つまり、SDcardを使用すると、SIMカードが1枚しか挿さらないことになる。このあたりは日本国内で販売されている「Zenfone3」と同じ仕様ですね。
Sponsored links電池残量が少ないときに使える、省電力モード切り替えボタン”One-Key power saver”
Lenovo P1 から搭載されている”One-Key power saver”ボタンが側面についている。このボタンをスライドさせるだけで、バッテリ寿命を延ばすことができます。仕組みは、データ通信を停止し、電話、電話帳、SMS、時計、ラジオ、電卓のアプリだけが利用できるモードへ切り替える。よってバッテリー寿命を抑えることができる。電池残量が少ないときに、使えそうですね。
省電力モードへ切り替わると、バッテリー残り使用時間が一目でわかるようになる。身近なものでたとえると、samsung Gallaxyで言う「緊急時長持ちモード」と同じようなものになります。
スピーカーとUSBポート
スピーカーは本体下部にステレオスピーカーが搭載されています。現在使用している「Moto G4」より、臨場感のある、いい音を出してくれます。USBポートは、最近流行のタイプ「USB type-c」でなく、従来型の USB Mini ジャックとなっています。
背面カメラとNFC搭載
背面カメラは、13 MP, f/2.0 Sony センサーで「位相検出オートフォーカス」を採用。国内で使う用途はほとんどないですが、NFC搭載しています。
Sponsored linksディスプレイは「AMOLED(有機EL)」を採用!
ディスプレイは5.5インチ「Corning Gorilla Glass 3」かつAMOLEDを採用。AMOLEDは現在主流のIPSパネルに比べ消費電力を抑えることができ、視野角も広いという特性がある。去年初頭あたりまでは、この「AMOLED」のディスプレイを採用している端末は、一部のハイエンドデバイスで採用されることが多かったのですが、2016年中ごろから「AMOLED」の製造コストが下がった影響もあるようで、ミッドレンジデバイスでも採用されるようになってきた。この「AMOLED(有機EL)」は、時期iphoneで採用されると噂されている。
ホームボタンとしても使用できる指紋認証センサー
指紋認証センサーを搭載しています。今の流行でしょうか、正直いらない気がします。指紋認証センサーだけでなく「ホーム」ボタンとしても利用できます。
ブートアニメーション
ブートアニメーションは、Lenovo 傘下に入った Motorola端末と同様のものになります。個人的な意見ですが、安心感がある。
日本語に非対応ではあるが、”Morelocale2″アプリを使用すると日本語にある程度対応
通常SIMフリー機は初期起動させて言語選択をしますが、まさかのシステム言語に「日本語」の選択項目なし!我が目を疑いもう一度確認したが、やはり日本語を選ぶことができない。いまだにこういったデバイスがあるのかと、久しぶりの感覚でした。
日本語対応方法については、アンドロイドアプリ「Morelocale2」を使用することで簡単に対応できます。ただし設定アプリ等に関しては英語表記です。
確証はありませんが今後日本語に対応してくれる可能性はあると思います。
プリインストールされている不要なアプリはほとんどない
プリンストールされているアプリの量は数える程度です。MVNO事業者と協力してデバイスを販売している、メーカーの端末内には無駄なアプリが満載ですが、この端末は、素のアンドロイドデバイス「Nexus」に近い状態の端末です。
Sponsored linksスペック
Lenovo P2 P2a42 | |
---|---|
OS | Android™ 6.0.1, Marshmallow |
Memory(RAM) | 2 GB |
Storage(ROM) | 16 GB |
CPU | Octa-core 2.0 GHz Cortex-A53 Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625 |
GPU | Adreno 506 |
DisplaySize | 5.5 inches |
DISPLAY Type | Super AMOLED(1080 x 1920 pixels (~401 ppi pixel density)) |
Wi-Fi802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 GHz + 5 GHz) |
Bluetooth | Bluetooth version 4.1 LE |
SDcard slot | ○: Supports up to 256 GB microSD card |
Front Camera | 5 MP, f/2.2 |
Back | 13 MP, f/2.0 |
3G Band | 850 / 900 / 1900 / 2100 MHz |
4G Band | LTE (B1, 3, 4, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40) |
NFC | ○ |
Battery | 5100 mAh |
Size | 153 x 76 x 8.3 mm |
Weight | 177 g |
SIM Card | Micro-SIM |
ジャイロスコープ | ○ |
重力センサー | ○ |
地磁気計 | ○ |
歩数計 | ○ |
AMOLEDの野外での視認性
実際に日差しが指す場所で、使ってみて、たしかに見やすい気がします。ただし Moto G4 の ipsパネルと比較して格段に変わったという感覚はありませんでした。
antutu benchmark
カメラサンプル
F値2.0と明るめのレンズを使用しており、マクロ撮影時、など背景ボケがいい具合で入ってくれるため、被写体が映えます。これだけ綺麗に撮影できるのであれば十分のカメラ性能といえます。
Sponsored linksバッテリー持ちに重きを置いたミドルスペック、ローコストデバイス
コスパについては、Lenovo ZUK Z2 と比べると、劣るが、「AMOLED搭載」「バッテリー容量5100mAh」「デュアルSIMデュアルスタンバイ」搭載という条件の下では、現在販売されている機種の中では、この「」が一番コストパフォーマンスが高い機種となる。
上記「AMOLED搭載」「バッテリー容量5000mAh以上」「デュアルSIMデュアルスタンバイ対応」の条件に当てはまるデバイスと価格
- Samsung Galaxy A9(2016)(国内未販売):45000円 ebay
- Asus Zenfone 3 Zoom ZE553KL(国内未販売):54000円 Amazon US
- Lenovo P2 (P2a42) (国内未販売):32000円(送料込み)AmazonIT
先日、Lenovo から新しい「Moto G5」と「Moto G5 Plus」が発表されそっちに気をとられてしまいますが、この「Lenovo P2 (P2a42)」も同機種に負けないスペックを持ち合わせているデバイスです。因みに「Moto G5 Plus」のバッテリーは3000mAhです。
今流行のデュアルSIMデュアルスタンバイ対応の「Snapdragon 625」を採用した、ミドルレンジデバイスの中でも、特にバッテリー持ちに意識を置いて設計されたデバイスといえます。
Amazon ITから直接輸入できます:Lenovo P2 (P2a42)
2017/04/30 追記:ある作業を行うとFomaプラスエリアで通信できることが確認取れました「Lenovo P2 Foma プラスエリア で通信できた話」
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最近、よく拝見させてもらってます。
Lenovo P2 最高です。
仕事でナビとして使ってますので、大容量バッテリー心強いです。
ヌガーのアップデートで日本語対応されていなかったら
カスタムROMを焼こうと思っています。
コメントありがとうございます。
ほんとに是非とも、Lenovo さんには、日本語対応できるよう頑張って欲しいです。
unofficial ですが、「Lineage OS」が焼けるようですから、カスタムROM もありですね。
FOMA プラスエリアに対応できれば更に良くなるんですがね〜。