Motorolaフラッグシップ「Moto Z」デュアルSIM が、イタリアamazonで、送料込みの €295,93と格安で入手できるので購入してみた。国内でも「Moto Z 」は販売されていますが、価格が「66,000円」と高めの価格設定がなされている。
国内版とイタリア版との違い
国内版とイタリア版(EU版)との違いになるが、ただ単に、ROM (内部ストレージ)容量が違うだけです。国内版だと「64GB」に対し、イタリア版が「32GB」と少なくなる。
「ハイスペックを要求するゲーム」から「web閲覧」まで幅広く対応できるデバイス
2016年9月発売の1年前のモデルになるが、フラッグシップデバイス向けに作られたモバイルSoC 「Snapdragon 820」 を搭載したモデルですので、基本スペックが高い。「ゲームなどデバイスの処理能力に依存するアプリを楽しむヘビーユーザー」から「SNS、web閲覧などを楽しむライトユーザー」まで利用できる、幅広い用途で活躍するデバイスです。
私はROM容量が32GBであっても、全く気になりません
なぜ安いのか?
在庫処分セールだと考えられます。海外では既に新しいフラッグシップモデル「moto z² force edition」が販売されており、Amazon側がたまに行う「旧モデルの不良在庫(在庫として売れずに残っている商品)処分セール」だと私は推測しています。
おすすめポイント
おすすめするポイントは簡単に3つ。「コストパフォーマンスに優れたフラッグシップモデルである」こと「Androidデバイス唯一である Moto Modsをしようした拡張モジュール機能がある」こと「最新OS提供予定デバイスである」ことです。
コストパフォーマンスに優れている
実際に他の「Motorola」デバイスと比べてみてどれほどコストパフォーマンスに優れているのかを確認してみたい。
Antutu ベンチマークアプリのスコアと価格で比べてみる
比べてみるデバイスは、「Moto X4」「Moto Z2 Play」「Moto Z」で比較してみます。※スコアについては、Googleにてスコア検索した結果をもとに記載しております。検索結果、スコアに少々幅があったため、「**〜**」と記載しております。
- Moto X4(2017/10月発売)
- スコア:66000~71300
- 価格:57,543円(AmazonJP)
- Moto Z2 Play(2017/6月発売)
- スコア:64000~68800
- 価格:47,973円(Amazon)
- Moto Z(2016/9月発売)
- スコア:128500~137000
- 価格:€296=39900円(AmazonIT)
高スコアである Moto Z が一番安い価格となっていおり、先日発売されたばかりで価格約6万円の「Moto X4」に比べて倍のスコアです。
基本スペックを比べてみます
Moto Z(XT1650-03) | Moto Z2 Play | Moto X4 | |
---|---|---|---|
OS | Android™ 7.1.1、Nougat | Android™ 7.1.1、Nougat | Android™ 7.1.1、Nougat |
Memory(RAM) | 4 GB | 4 GB | 4 GB |
Storage(ROM) | 32 GB | 64 GB | 64 GB |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 820 | Qualcomm® Snapdragon™ 626 | Qualcomm® Snapdragon™ 630 |
GPU | Adreno 530 GPU | Adreno 506 GPU | Adreno 508 GPU |
DisplaySize | 5.5″ 2560×1440 AMOLED Corning® Gorilla® Glass 4 | 5.5″ 1920×1080 AMOLED Corning® Gorilla® Glass 3 | 5.2″ 1920×1080 IPS Corning® Gorilla® Glass 3 |
Wi-Fi802.11b/g/n | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) | IEEE802.11a/b/g/n (2.4GHz/5 GHz) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Front Camera | 5 MP(ƒ/2.2) | 5 MP(f/2.2) | 16 MP(f2.0) |
Back | 13 MP(f/1.8) | 12 MP(f/1.7) | 12 MP(f2.0) Dual Camera |
3G Band | 850, 900, 1700, 1900, 2100 MHz | 850, 900, 1700, 1900, 2100 MHz | 850, 900, 1700, 1900, 2100 MHz |
4G Band | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B19/B20/B25/B28/B38/B40/B41) | B1/B3/B5/B7/B8/B19/B20/B28/B38/B40/B41) | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28/B38/B40/B41 |
Battery | 2600 mAh | 3000 mAh | 3000 mAh |
Moto Mods | ○ | ○ | X |
「Moto Z」のほうが「Gorilla® Glass 4 を採用した、AMOLED ディスプレイを搭載」「CPU」「GPU」性能など、先日発売された「Moto X4」よりも上を行くスペックとなっています。
Moto Z と Moto Z2 Force スペック比較
Moto Z と Moto Z2 Force(国内未発売フラッグシップモデル) とのスペック比を以下に記載。CPU、GPU、バッテリー容量とネットワークスピード、ROM容量でMoto Z2 Force の方が上を行く仕様となっています。価格は、£719.00 (日本円にして108,900円)
因みに、「Moto Z2 Force」の Antutuベンチマークテストのスコアは、「168159」となります。Moto Z のスコア「128500~137000」ですので、Moto Z の約二割り増しのスコアになる。
Moto Z | moto z² force edition(UK/EU) | |
---|---|---|
OS | Android™ 7.1.1, Nougat | Android™ 7.1.1, Nougat |
Memory(RAM) | 4 GB | 6 GB |
Storage(ROM) | 32 GB | 64/128 GB |
CPU | Qualcomm MSM8998 Snapdragon 820 Quad-core (2×1.8 GHz Kryo & 2×1.6 GHz Kryo) | Qualcomm MSM8998 Snapdragon 835 Octa-core (4×2.35 GHz Kryo & 4×1.9 GHz Kryo) |
GPU | 650 MHz Adreno 530 GPU | 710 MHz Adreno 540 GPU |
DisplaySize | 5.5″ 1440 x 2560 Corning® Gorilla® Glass 4 AMOLED | 5.5″ 1440 x 2560 ShatterShield P-OLED |
Wi-Fi802.11b/g/n | 802.11 a/b/g/n (2.4 GHz + 5 GHz) | 802.11 a/b/g/n (2.4 GHz + 5 GHz) |
Bluetooth | Bluetooth version 4.1 LE | Bluetooth version 4.2 |
SDcard slot | ○: Supports up to 2TB microSD card | ○: Supports up to 2TB microSD card |
Front Camera | 5 MP(f/2.2 Wide-Angle lens) | 5 MP(ƒ/2.2 Wide-Angle 85° lens) |
Back | 13 MP,(f/1.8) | 12 MP (f/2.0,Dual cameras) |
Speakers | Front-ported loud speaker | Front-ported loud speaker |
3G Band | 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100 MHz | 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 MHz |
4G Band | LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 17(700), 19(800), 20(800), 25(1900), 28(700), 38(2600), 40(2300), 41(2500) | LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 26(850), 28(700), 34(2000), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 46 |
Networkspeed | HSPA 42.2/5.76 Mbps, LTE-A (2CA) Cat6 300/50 Mbps | HSPA 42.2/5.76 Mbps, LTE-A (3CA) (XT1789-04=LTE-U) Cat 16 1Gbps/150 Mbps |
Battery | 2600 mAh | 2730 mAh |
Size | 153.3 x 75.3 x 5.19 mm | 155.8 x 76 x 6.1 mm |
Weight | 134 g | 143 g |
SIM Card | Micro-SIM | Micro-SIM |
Antutu 1スコアの価値を算出し コスパ を比較
ネット上には、よく「コスパが良いデバイス」とリークされることがあります。そももそも何をもってそう言っているのかですが、今回私は「Antutuベンチマークの1スコアあたりの価格」がいくらなのかをもとに、評価しました。「Motorolaデバイス」の Antutu 1スコア毎の価値(価格)を算出してみると以下のようになる。
算出方法(価格)÷(スコア)
- Moto X4
- @0.8円
- Moto Z2 Play
- @0.69円
- Moto Z2 Force
- @0.64円
- Moto Z
- @0.29円
1スコアあたりの価値(価格)が、低いほどコスパが高いという意味になります。最新のデバイスである「Moto X4」が1スコアあたりの価格が「0.8円」と一番高い面白い結果となった。他メーカーとの比較はしておりませんが、Motorola の端末の中では、「Moto Z(AmazonITALY)」が一番コストパフォーマンスに秀でているといえる。
Sponsored links拡張モジュールが楽しめる
Motorola Z シリーズと言えば「Moto Mods」でしょう。Moto Z 発売当初に各メディアが取り上げていたので、周知のことと存じます。Motorola Z シリーズは「Moto Mods」と呼ばれる、拡張モジュールをAndroid 端末に取り付けて、「補助バッテリー」「プロジェクタ」「光学式ズームカメラ」「ゲームコントローラー」などの追加機能がエンジョイできる、唯一無二のデバイスです。
現在販売されている「Moto Mods」
- moto gamepad(ゲームコントローラー)
- moto 360 camera(360°すべてをキャプチャーできるカメラ)
- moto style shell with wireless charging(ワイヤレス充電を可能にする)
- moto turbopower pack(30Wで急速充電なバッテリーパック)
- JBL SoundBoost | Speaker(JBLステレオサウンドが堪能できる)
- Incipio Vehicle Dock(ワンタッチで取り外し可能な車載ホルダー )
- Incipio offGRID™ Power Pack(2220 mAhのバッテリーパック)
- Hasselblad True Zoom(光学式10倍ズームが楽しめるカメラ拡張モジュール)
- Moto Insta-Share Projector(最大 70 インチで投影可能なプロジェクター)
今年の6月に、Motorolaジャパンは、「Moto Modsディベロッパー・プログラム(サードパーティーや一般ユーザーへの開発支援)」を日本でも提供すると発表されており、上記以外にも将来的に、日本独自のMods 「FeliCa」や「ワンセグ/フルセグ機能対応」のMoto Modsが開発される可能性もあります。
source:ITmedia
最新OS Android OS 8.0「Oreo」提供デバイス
「Moto Z」は、最新OS Android 8.0 Oreo 提供機種です。メーカーまた、機種によっては、(開発コスト削減のため)OSのアップグレードを行わないことがあり、Motorolaでは、「Moto Z」と同年に発売された「Moto G4 /Moto G4 Plus」は「Oreo」アップグレード対象外となっています。
継続してOSのアップグレードのサポートを受けることが可能なため、長期的にデバイスを利用することができる端末です。
source:Motorola blog
その他お勧めポイント
- デュアルSIM デュアルスタンバイ対応(LTE+3Gの同時待ち受け)
- LTE Band19 に対応しているため、海外モデルであっても日本のLTE周波数帯域に対応できます(Docomo)
- SIMフリー端末ですので、キャリア関係なく利用できます。
- VOLTEが利用できます。Firmware「Nougat 7.1.1 NPLS26.118-20-1」から利用可能となります。
- 技適マークがあります。
在庫が無くなる前に!
国内で販売されているSIMフリー端末は、購入しやすい価格のミッドレンジモデルが主流となっています。Motorolaデバイスで言うと、「Moto X4」がミッドレンジモデルになるが、価格は、53800円。Antutuベンチでは「71300」止まり。スペックを見てみると、見劣りする。個々で考え方は違うと思いますが、普通に考えて「価格 €295,93」は、お得感があります。
また、「Moto Z シリーズ」だけが、デバイスに接続できる拡張モジュールを展開している「オンリーワン」のデバイスです。現状の「Moto Mods」以外にも、便利な拡張モジュールが今後展開される可能性があり、将来楽しみなデバイスでもあります。
Amazonの在庫処分は、在庫が無くなり次第終了となりますので、購入検討される方は在庫が無くなる前にポチりましょう!因みに2017/12/12現在で「ホワイト」の在庫は無くなっています。
Moto Z Smartphone, Dual SIM:Amazon ITALY
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