話題の楽天モバイルを契約してみましたので、所有の「Moto G7 Plus」に同SIMを挿してみました。
楽天モバイルの回線で通信できるSIMスマートフォンは、まず自前の回線である「LTE Band 3(1.7GHz)」と、auから借りているパートナー回線の「LTE Band 18(800MHz) Band 26(800MHz)」との周波数帯に対応している必要がある。
今回試した「Moto g7 Plus」は、LTE Band3 /18/26 に対応しているため、問題なく通信できるであろうと考え動作の確認を実施してみた。
結果から申し上げますと、「VoLTE(通話)」以外すべて問題なく利用できました。
※2021/04/10更新:通信を有効にするために設定を変更する必要がりました、同設定方法を追記しました。
動作確認したファームウェア
ファームウェアによっては通信できない可能性もあるため、以下に今回テストしたファームウェアバージョン記載しておきます。※2021年4月7日時点の最新FW(ファームウェア)です
- Androidバージョン
- 10
- セキュリティパッチレベル
- 2021年2月1日
- ビルド番号
- QPWS30.61-21-18-7
動作確認した内容
動作確認した内容は以下となります。
- LTE データ通信
- VoLTE
- 通話/SMS
APN設定が終わった後に、ある設定をしないと通信できません。設定内容につきましては以下に記載いたします。
通信設定
楽天モバイルSIMを挿して、「 設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク > アクセスポイント 」を確認すると「楽天(rakuten.jp)」とAPN一覧に表示されます。以下画像のように「楽天(rakuten.jp)」を選択する。
APN の選択が終わったら、優先ネットワークの種類をタップし「4Gのみ」を選択します。以下画像のように「着信サービスは4G専用モードでは使用できません。」と表示されたらOK。
次に、電話アプリを開き「*#*#4636#*#*」と入力します。少し間を置くと「テスト中」の設定画面が起動しますので「携帯電話情報」をタップします。
携帯電話情報の画面に切り替わったら、「優先ネットワークの種類を設定」の「LTE/WCDMA」を「LTE only」に変更します。
画像①「LTE/WCDMA」をタップするとリストが表示されるので、画像②そのリストから「LTE only」を探してタップ。
優先ネットワークの種類が「LTE only」に変更されたら、デバイスを再起動させます。
電源ボタンを長押しして「再起動」ボタンを押下して作業は完了です。
LTE データ通信
上記設定し再起動後には、アンテナピクトに「4G」マークが表示され通信できるようになっております。少し手間ではありますが、LTE で問題なく通信できることを確認しました。
スマートフォンがどの周波数帯で通信しているかが確認できる「Rx Monitor」というアプリで、通信状況を確認したところ、「LTE Band 3」 と「LTE Band 18(画像には表示されてませんが通信できております)」「LTE Band 26」の周波数帯で通信できていることが確認とれました。
通信速度は、下り「66.4Mbps」、上り「18.9Mbps」で、ぼちぼちの速度でした。
VoLTEは不可
VoLTEは使用不可でした。楽天モバイルSIM以外(以下画像左)であれば「 設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク」に「4G回線による通信」と表示されるので「有効」にするとVoLTEが利用できるのですが、楽天モバイルSIMを挿した場合では「4G回線による通信」が表示されませんでした(以下画像右)。つまり「VoLTE」は利用不可ということです。
通話/SMS送受信
VoLTEは使用できませんが、通話については、楽天モバイルが提供している「Rakuten Link」アプリを使用すると問題なく通話できるようになっております。SMSも同様に同アプリで利用できました。
使用してみて
自社回線のLTE Band 3 以外にも電波の届きにくい場所に強いとされる800MHZ帯域(Band 18/ Band 28)のパートナー回線を利用しているため、電波の届きにくい場所でも不自由なく通信できておりました。moto g7 plus は、私の生活圏内では電波が途絶えることなく、「楽天モバイル回線」を利用することができるデバイスでした。
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