NVRAM内にあるrfnvファイルの抜き取りだけのために Galaxy S7 Edge G9350 を入手した。同ファイルを抜き取る場合は、デバイスの「Diagmode」を有効にする必要があります。「Diagmode」の有効化は、Rooted である必要があったりと各メーカーやデバイスによって変わってきます。
今回は、SIMフリー版「Galaxy S7 edge dual SIM G9350」のDiagmode 有効化の作業になります。※あくまでも「Galaxy S7 edge dual SIM G9350」の作業になりますので国内版 Galaxy S7 Edge では操作できない可能性がありますのであらかじめご了承ください。
Galaxy S7 edge dual SIM G9350 を選んだ理由
実は、まだ記事にはしていませんが、「Moto Z dual SIM XT1650-03」を入手し、LTE Band18 とLTE band 26 に対応していないことを残念に思い、同じSoCである、「Snapdragon 820」のrfnvを移植してみたらどうなるのか試してみたく、「Band 18 と Band 26 に対応している」同機種を選んでみた。
SM-G9350のネットワークスペック
以下「SM-G9350」が対応するネットワーク周波数帯域となる。AU/Docomo/Softbank が提供しているLTEネットワーク周波数帯域をほぼ網羅しているスペックとなる。ちなみにAU mineo Volte SIM を使用してみましたが、通話不可ですが、「LTE only」mode へ変更するとデータ通信は可能となりました。以前記事にした Galaxy S8 海外版同様の結果となる。
- 2G bands
- GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 – SIM 1 & SIM 2
- 3G bands
- HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100 ; CDMA & TD-SCDMA
- 4G bands
- LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500)
テストデバイスの状態
端末の状態ですが、Root権限は取得しておりません。
- Android Version
- 7.0 Nougat
- Baseband Version
- G9350ZHU2BQH4
- Build number
- NRD90M.G9350ZHU2BQH4
※Developer Option(開発者向けオプション)は有効にしています。有効化については、ネット上に情報がありますので適宜検索願います。
Diagmode 有効化手順
作業は至って簡単で、電話アプリを使用しての作業のみとなります。
-
電話アプリを開いて以下をダイヤルする
*#*#080*#*#
-
ダイヤルする完了後すぐに、以下のように表示された「USB Settings」の画面が起動します。
- MTP
- MTP+ADB
- PTP+ADB
- RNDIS+DM+MODEM
- RMNET+DM+MODEM
- DM+MODEM+ADB
- 「DM+MODEM+ADB」
にチェックを入れて、「OK」をタップする
以上で「Diagmode」の有効化は完了です。
PCとUSBケーブルで接続
Windows PC とデバイスとをUSBケーブルで接続して、「DiagDriver」でデバイスをPCに認識させるだけ。
後は、QXDM や QPST を使用して目的を遂行するのみ。
rfnv
早速入手した「rfnv」ファイルになります。
QXDM 値
- 441
- 0xFFFF
- 946
- 0xBFFF
- 1877
- 562950035735427
- 2954
- 4294967295
- 4548
- 562950035735427
- 6828
- 2061635623135
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