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Motorola Moto g 5G レビュー : 5G 対応の海外SIMフリースマートフォン

Motorola より販売された 5G 対応の海外 SIMフリースマートフォン「 moto g 5G ( XT2113-3
)」(日本未発売)を購入してみましたので簡単ではありますがレビューいたします。

「 moto g 5G ( XT2113-3 )」は、5Gに対応したチップセット「Qualcomm® Snapdragon™ 750G」を搭載したミッドレンジスマートフォンで、「RAM 4GB/ROM 64GB」「RAM 6GB/ROM 128GB」の二つのモデルがあり、いずれも「Single SIM タイプ」「Dual SIM タイプ」が用意されています。

  • Single SIM /RAM 4GB/ROM 64GB
  • Single SIM /RAM 6GB/ROM 128GB
  • Dual SIM /RAM 4GB/ROM 64GB
  • Dual SIM /RAM 6GB/ROM 128GB

カラーは「Volcanic Grey」と「Frosted Silver」との二色展開です。

今回購入したものはカラー「Volcanic Grey」の「RAM 6GB/ROM 128GB /Dual SIM」モデルです。

購入場所は、Amazon Italy で、価格「319,90 €」で販売されておりましたものを購入しました。一週間程度で自宅に届きました。

スペック

moto g 5g
OS Android™ 10
Memory(RAM) 4 GB / 6GB (128GB model only)
Storage(ROM) 64 GB / 128 GB
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 750G 5G
GPU Adreno 619
DisplaySize 6,7″-FHD+(2400 x 1080) | 394 ppi -LTPS
Wi-Fi Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac | 2.4 GHz & 5 GHz
Bluetooth Bluetooth® 5.1
Sensors Accelerometer, Gyroscope, Proximity, Ambient Light, Fingerprint reader, E-compass
SDcard slot ○: Supports up to 1 TB microSD card
Front Camera 16 MP (f/2,2, 1 µm) | 4 MP (f/2,2, 2 µm)
Rear Camera 48 MP (f/ 1.7, 0.8 µm), 12 MP output (f/ 1.7, 1.6 µm) quad-pixel | PDAF
8 MP (f/ 2.2, 1.12 µm) | 118 ° ultra wide angle
2 MP (f/ 2.4, 1.75 µm) | Macro vision camera | AF
LED flash
5G Band 1/3/5/7/8/28/38/41/66/77/78
4G Band 1/2/3/4/5/7/8/12/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42/43/66
3G Band 1/2/4/5/8
NFC Yes
Headphone Jack 3.5 mm headset jack
Water Resistant ○ IP52
Battery 5000 mAh 20W-TurboPower™
Size 166 x 76 x 10 mm
Weight 212 g
SIM Card Nano SIM Hybrid-Dual-SIM (2 Nano-SIMs / 1 Nano-SIM + 1 microSD™)
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開封

Amazon IT で注文後、約一週間程度で届きました。ビニールでパッケージングされています。

外箱のシールにはいつも通り、機種名、IMEI、対応バンド(GSM/UMTS/LTE/5G)等が記載されています。

付属品は、充電器(プラグ形状[C])、USBケーブル(タイプC)、イヤフォンマイク、取扱説明書、SIMピン、スマホクリアケース(簡易的なケースです)。
充電器はプラグ形状がタイプCなので、日本で使用する場合は変換プラグ「国内用変換プラグ C→A」が必要です。

外観

左側面にSIMトレー挿入口と「Google Assistant ボタン」があります。

右側面、ボリュームUp/DownボタンとPower ボタンがあります。背面カメラ部分は1mm程度ボディーから突起していることがわかります。最近のデバイスはほぼこのような作りですね。ケースがないとカメラ部分にダメージを与えてしまいます。

背面カメラは、トリプルレンズカメラで、「標準レンズ」「広角レンズ」「マクロレンズ」の三種類です。おなじみの「M」マークは指紋センサーです。

本体下部に、スピーカー、マイク、USBポート、イヤフォンジャックがあります。

過去のMoto G とサイズ感を比べてみました。右から「Moto G 1st」「Moto G5 Plus」「Moto G7 Plus」「Moto G 5G」。

Moto G 5G は、Moto G7 Plus に比べてディスプレイのバックライトが気持ち明るくなってます。

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ベンチマーク

Antutu ベンチマーク結果は「326082」でした。去年、auから発売された Snapdragon 765G 搭載のXiaomi「Mi 10 Lite 5G」とほぼ同等のスコアです。また、2年前に発売されたSamsungのフラッグシップモデルであるSnapdragon 845搭載の「Galaxy Note9」とも同等のスコアです。2021/2/7時点のスコアランキングは、54位です。ご参考までに「ANTUTU Ranking Top 100

カメラ

フロントカメラ(1つ)と、リアに「メインカメラ」「超広角カメラ」「マクロカメラ」の三つのカメラを搭載しています。

「メインカメラ」と「広角カメラ」の二つのカメラで夜景をオート撮影してみました。メインカメラ側の画像は、きれいに撮影できてますが、広角カメラ側の画像は、メインカメラのレンズより暗い「F値2.2」を採用しているためか、ISO感度が4800まで上がっており、画像を拡大するとディティールが崩れてます。

■メインカメラ
1/20 秒  f/1.7
ISO 913

■広角カメラ
1/15 秒  f/2.2
ISO 4864

天気の良い日に同じ場所で撮影したメインカメラ画像と広角カメラ画像とを最大まで拡大して詳細なディティール(輪郭)を比較してみました。

光量は十分な環境で、両者ともにISO感度は100ですが、広角レンズの拡大画像は、メインレンズの拡大画像よりも更にディティール(輪郭)がはっきりしてないです。

メインレンズに比べ、より一層広角レンズ画像のディティール(輪郭)がぼやけているのは、広角レンズのイメージセンサーの仕様と思われます。
個人的な意見になりますが、「moto g 5g」の広角カメラについては常用できない「おまけ的なカメラ」で、メインカメラの画角では表現できない、広い画角の雰囲気のみを写すためのメインカメラを補助(補完)するカメラとして使用することが好ましいのではないかと存じます。

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良い点

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5G 通信が楽しめます

「Moto G 5G 」は、日本国内キャリアが運営する5G電波周波数「n77/n78」に対応しており、国内(docomo/softbank)の通信網を使って5G通信が楽しめるデバイスです。テストしたSIMは、Docomo MVNO の 5G SIM です。5Gエリアは限られていますが、通信速度はぼちぼち、、でした。今後のエリア拡大に期待したいです。

ダウンロード「240Mbps」、アップロード「68.8Mbps」が最速レコードです。

5G + 4G のデュアルSIM デュアルVoLTE(DSDV)に対応

5G + 4G のデュアルSIM デュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。例えば「5G SIM」と「4G SIM」の二枚をSIMトレイに差し込んだ場合、5G SIM でデータ通信中に、もう片方の 4G SIM への着信待受が可能です。
以前入手した「Moto G 5G Plus」は、購入当初「5G + 4G DSDV」に非対応でしたが、今回の「Moto G 5G」は発売当初から「5G + 4G DSDV」に対応してます。
因みに、5G + 5G の同時待ち受けには非対応です。
※4G + 4G DSDV にも対応しております。

下はDSDV検証画像です。左の画像は、5G SIM への着信があった際の表示です、対して右側の画像は4G SIM 側に着信があった際の表示です。4G側で着信があると5G側のSIMは利用できなくなるため、アンテナピクトの隣に表示している「5G」がグレーアウトしています。

マルチ音量搭載

以前ご紹介した、「マルチ音量機能」がMoto G 5G Plus と同様に搭載されていました。

マルチ音量とは、Motorola社製 Android スマートフォン「Moto G 5G Plus / Moto G 5G」に搭載されたアプリごとに音量を調節することができる技術で、一部アプリの音量を変更したり、また完全にミュートにすることができる機能。端末のボリュームボタンを押下すると、音量調整スライダー付きのポップアップウインドウが表示され、「通知」「アプリ」「通話」音量を調整することができる。

ポップアップウインドウだけでなく、設定アプリ→音 からもアプリ毎の音量調整ができるようになっています。

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Moto カメラ3 搭載

最新のモトローラ純正カメラアプリ「Moto カメラ3」がプリインストールされており、旧カメラアプリ「Moto カメラ2 」に比べ操作アイコンがディスプレイ下部にまとめて配置されいるため、撮影時に素早く片手で操作することができるUIとなっている。特に今回購入した「Moto G 5G」は過去のデバイスに比べて縦長であるため、画面中央から下に操作アイコンが配置されていることは非常にGoodです。

必要最低限のプリインストールアプリ

すべてのMotorola スマホにも言えることですが、Motorola スマホには、Motorola製アプリがいくつかインストールされている程度で、「Google Pixel」のように必要最低限のプリインストールアプリで構成されたファームウェアを採用しており「シンプル」です。Motorola スマホのシンプルさは、初代「moto G /moto X」から変わらない良さです。UIは、「Google Pixel」とほぼ変わらないです また、他メーカーのデバイスのように自社製アプリ(UI含む)を「これでもかというほどたくさん」プリインストールしているデバイスに比べて限られたROM(1280GB)の容量に(少しだけ。。)余裕ができる。

接写!レンズから2cmの距離で撮影できるマクロ

面白い機能として、背面に搭載されたマクロレンズは、レンズから2cmの距離で被写体の詳細な写真を撮ることができる。下の画像のように、ラズパイを接写して撮影していました。

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5000 mAhの大容量バッテリーで長持ち

バッテリー容量は「5000 mAh」で外出先でも長時間使えます。バッテリー容量を強化した国内モデル「Moto G8 Power」と同じ容量です。
また、「20W TurboPower」に対応している付属の充電器で充電すると充電時間を短く抑えることができます。

LTE Band 42 に対応

「Moto g 5g XT2113-3 」は、LTE Band 42 に対応しています。海外SIMフリースマートフォンで「LTE Band 42」に対応しているデバイスは稀です。しかしながら、LTE Band 42 で通信できているかの動作確認を実施してないため確証はとれておりません。
仮に LTE Band 42 で通信できるとなると、Docomo SIM を利用した場合に、LTE Band 1 /19 /28 で通信できていることの確認が取れているため、同社が運営する超高速データ通信「Premium 4G(受信時最大1.7Gbps)」の恩恵を受けることができるかもしれません。
※「Moto g 5g」は、4CA、256QAM Download/Upload と 4×4 MIMO に対応しています。

悪い点

技適なし

残念ですが、技術基準適合証明等のマーク(技適マーク )、技適マーク が付いていない無線機です。
FCC ID: IHDT56ZF4

5G SIMが利用できなくなる。。。

5G SIM を使用する場合のみに発生する事象ですが、リブート、もしくは、モバイルネットワークをOFF→ONにした場合、アンテナピクトゼロになりモバイルネットワークが利用できなくなる事象が発生します。


解消方法としては、「Wi-Fi 、モバイル、Bluetooth をリセット」することで解消できました。
以前は、初期化する必要があると記載しておりましたが、初期化をせずに済むため少しは助かりますが、、Wi-Fiパスワードや、Bluetoothペア設定も初期化されます。
現在その解決策は初期化を実施することで解消します。リブートするたびに初期化をしないといけないという状況です。。。

今のところ 5G SIM 利用時は、リブートしないように使用するか、「4G SIM 」利用時にはそのような事象は発生していないので「4G SIM」を利用するなどで一旦解消するまで凌ごうと思います。

デュアルSIMスロットは排他利用

デュアル SIMスロット は「SIMカード/microSDカードの排他利用」です。つまり、2枚のSIMを装着するとmicroSDカードが利用できなくなります。microSDカードを使用したい場合は、SIMカードを1枚だけにして利用するほかない。

SIMカード二枚差し且つmicroSDカードを利用したユーザーは購入を控えましょう。

動作SIM

動作確認をしたSIMは以下となります。au、softbank、SIMでは動作確認をおこなっておりません。

  • NTTドコモSIM(MVNO含む):VoLTE動作OK
  • 楽天モバイルSIM:VoLTE動作OK

また、楽天モバイルSIMを挿して「RX monitor」というアプリで接続されているネットワーク周波数帯を確認したところ、LTE Band 18/LTE Band 26 で通信できることが確認できましたので、おそらく「au」系SIMでも動作する可能性があります。

まとめ

5G 通信が楽しめて、ある程度高負荷なゲームも楽しめる「マルチ音量機能」や「Moto カメラ3」といった目新しい機能が使えるシンプルなOS(Google pixel と同等のOS)を搭載したMotorolaスマホでした。

購入につきましては、5G SIM 使用中におきる、リブート後のモバイルネットワークが利用できなくなる不具合が解消するまでは、様子を見たほうがいいかもしれません。同不具合が解消するか、こちらでも見守って行きたいと思います。

現在は「6G RAM / 128GB ROM」モデルは、Amazon it より「319,90 €」で購入できないようですが、Amazon it の在庫が潤沢に増えると「319,90 €」で購入できるかもしれません。

今のところ Motorola JP からの告知はないため、「Moto G 5G」の国内での発売未定です。

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